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海の街で見つけた、春のピンクのトンネル。

海の街で見つけた、春のピンクのトンネル。

こんにちは。湘南在住28年のハヤクチです。
湘南地域のお気に入りスポットや”知る人ぞ知る”隠れた名所を少しずつご紹介していこうと思います。

「平塚の景色」を思い浮かべるとき
多くの人は真っ先に青い海を想像するかもしれません。
でも、実はこの街には、知る人ぞ知る景色があるんです。
それが、渋田川沿いに広がる桜並木です。

※写真は昨年撮影したものです。

平塚駅から向かうと少し遠く、閑静な住宅街です。
普段は活気があるかと言われると、そうではありませんが
春になれば、その姿は一変します。

川を包み込むように枝を伸ばした桜が
見渡す限りのピンク色のトンネルを作り出すんです。
海沿いの開放感とはまた違う、ぎゅっと密度のある春の気配。

初めて見たときは「平塚にこんなに繊細で、美しい場所があったんだ」と、
少しだけ誇らしい気持ちになったのを覚えています。

ここを歩いていて心地いいのは、観光地のような派手な喧騒がないこと。
近所の人たちが散歩の足を止めて見上げたり、
学校帰りの子どもたちが桜の下を走り抜けたり。

そんな「暮らしに寄り添った桜」だからこそ
どこかホッとする、温かい空気が流れています。

派手な演出がなくても、自然の美しさだけでこんなにも心が満たされます。

「あそぶ」って、こういう何気ない景色を、五感で楽しむことなんだなって実感します。

風が吹くたびに、川面にひらひらと舞い落ちる花びら。

水面がピンク色に染まっていく様子を眺めていると
時間の流れがいつもより少しだけゆっくりに感じられます。

海の青さも大好きだけど
年に一度、この街が優しく色づくこの季節も
私にとってはかけがえのない宝物です。

夜にはこんな姿も見ることができます。
夜桜を見ながらぼーっと歩くのもおすすめです。

今年も、間もなくその季節がやってきます。
一斉に花開くあの圧倒的な景色を想像するだけで
今から少しだけソワソワしてしまいます。

海風もいいけれど、春の日は少しだけ内陸に足を伸ばして
川沿いの風に吹かれてみませんか?

そこには、あなたがまだ知らない
もうひとつの「平塚の顔」が優しく咲き誇っています。

みなさんも、今年の春はぜひ渋田川を歩いてみてください。

Shonan diary 2026.03.25 wed
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